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1Q84 BOOK 2
1Q84 BOOK 2
1,890 円 (税込)
村上 春樹
おすすめ度: レビュー件数:175
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最新レビュー (5 件)

この本が売れた理由。〜10人の客が来て、1人が気に入ったら〜
by ノリのノリ (2010-03-14)
この本がなぜここまで売れたのか。

「春樹氏の小説、あるいはこの小説は、そこまで多くの人に理解され、共感されるものではないように思う。なのになぜここまで売れたのだろうか。」
そのように考える方が多くいるように思います。

春樹氏のかつてのインタビューに答えたもので、面白いものがあります。(引用は正確ではありません。)

〜10人の客が来たとして、1人の客に気に入ってもらったら、その喫茶店は成功する。〜

特に価値観や嗜好性が多様化している現代において、とても面白い指摘だと思います。
そして、この本が売れたことにも、春樹氏が日本随一の作家であることも、ここにポイントがあるように思います。
ひたすら厚く、にもかかわらず絶望的なまでに薄い
by ashes (2010-02-28)
いま小説家に望むのはこのように薄いぺらぺらの物語ではない。いまのマーケットで消費される物語ではなく、いまの時代を書く書き手が村上春樹ではないということはこれではっきりしてしまった。しかし、それでは誰が書くのだろう?
不思議な世界
by あにも (2010-02-28)
書き出しからグッと引き込まれる
文章力はさすがです。

特に第1巻の冒頭部分は凄かった。

2巻では、核心に迫ろうとする部分で
はぐらかされているもどかしさがありました。

読後もなんとなく1Q84の世界にいるような
気分を感じました。

内容から得られるものは特になかったですが
3巻も読んでみようと思います。
本作は純文学ではない
by めんそーれ (2010-02-24)
2009年6月16日の読売新聞に村上春樹のインタビュー記事がある。

「バルザックのような世俗そのものを書いた小説が好きで、この時代の世相全体を立体的に描く僕なりの「総合小説」を書きたかった。純文学というジャンルを超えて、様々なアプローチをとり、たくさん引き出しを確保して、今ある時代の空気の中に、人間の生命を埋め込めればと思った」(抜粋)

また過去にインタビューで
「今の日本人には『カラマーゾフの兄弟』は長いし、難しい」と言っていた。
つまりバカにしているのだ、見下しているのだ。
チミたち、ガチで怒りたまへ。
歯食いしばって読め。ロシア正教をウィキで調べろ。
亀山郁夫のドストエフスキー関連書籍を全て読め!
ファウストも読め!!
そして春樹に言ってやるのだ。
「はぁ?『カラマーゾフの兄弟』ぐらいチョロイし」と。
まぁ、でも実際のところ深いとこまで読める人は絶対的少数だよね。
割合としては1割も厳しいような気がする。
某外務官僚は「日本人の実質識字率は5%」と言ってるし。


本書の中身について。
Book1のレビューで遠まわしに「もう、これ純文学じゃなくなってるよね?」と書いた。
筆者本人が「純文学というジャンルを超えて」といってる様に、本作は純文学作品ではない。
倫理観(善悪)、DV、宗教、物語、人のつながり等々色んなテーマがてんこ盛りの本作はとっちらかし過ぎていること、文体が読み易すぎることでひっかかりがないものになっていて、心にあまり響いてこない。けれど、それなりに楽しく(自分の中では漫画を読むに近い感覚で)読めたのでエンタメ小説として面白い、という評価。


ところで、Book1とBook2あわせて原稿1984枚で書いているのだから、
氏はBook3を出すつもりは最初なかったと思うので(インタビュアーに「続編を期待する声も上がるが」と聞かれ、氏は「どうなんだろう。この後どうするかということは、ゆっくり考えて行きたい」と言っているし)
Book3は蛇足になると思うのだけど、どうよ?
でも、出たら出たでとりあえず読むのだけど。
実際蛇足かどうか判別するためだけでなく、
エンタメ小説として楽しむために。
私には合ってた
by queik (2010-02-17)
今までに読んだ村上作品の中で一番良かった。
万人に向けた文章になったと思います。なんだか安心感。

いろんなジャンルの事がちりばめられているので
何度も読めるんじゃないかと楽しみ。

個人の成長だけじゃなくて、
日本の成長についても考えさせられました。
出てくる単語がワールドワイドな感じ。

独自性のこと、依存症のこと、
神経症のことなんかを考えました。
リトルピープルは依存症だと思う。良くも悪くもなる。

この話は十分免疫つけるのに役立ちました。
どうもありがとう、と言いたい。
いろんな人がいろんな気持ちになるといい。
そういう目的の本じゃないかな。

これからもこういう、頭がすっきりするようなお話を
たくさん作っていって欲しいです。

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